旅犬

たびわんこ

はじめての犬連れ旅行で気を付けたいこと(準備篇)

こんにちは!
 
今回は夏休み期間ということで、
犬と旅行を計画されている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

ここでは宙のはじめての旅行を例に、
犬をはじめて旅行に連れていく前に
やっておいた方がよい準備などを
実体験にもとづいてあげてみます。

 

 今回のポイント 

・旅行前に必要な準備は?

・宿泊先選びのポイント

・持っていく物

 

旅行前に必要な準備は?

1⃣予防接種

宙がはじめて旅行に行ったのは、
生後5か月ごろ。
狂犬病と混合ワクチンのプログラムが
完了して2週間以上*経つのを待って
計画しました。
*予防接種による免疫ができるまで一般的には
 約2~3週間必要といわれてます


ただ疾病などの理由で、ワクチン接種が
猶予になっているワンコもいますよね。
(ウチのりんもそうです)

そんな場合は、抗体検査の結果や
猶予の証明書があればOKのところが
多いです。
詳しくは、泊りたいお宿とかかりつけの
獣医さんにご相談ください。

また同時に、ノミ・マダニ対策も
行っておくことを強くおすすめします。

 

2⃣ワンコをキャリーバッグ(ケージ)
 に慣れさせる

一番やっておいて損がないのは、
コレかもしれません。

クレートトレーニングができている子は、
そのままクレートに入れて移動したり、
宿泊先での寝床にもできます。

もしまだ子犬のワンコを
飼ってらっしゃる方は、今がチャーンス!
面倒でもやっておけば、将来の自分に
きっと感謝されますよ 笑

宙はクレートトレーニング済みだったので、
先輩の2頭に比べても本当にラクでした。
とにかくいつものクレートに入っていれば
どこでも落ち着けるので、
心配することがなかったんです。

もちろん何か災害があった場合などの
避難場所でも、クレートトレーニングさえ
できていれば、犬も人も断然
ストレスが少なく過ごすことができます。

少し時間と根気が必要ですが、
犬と暮らすうえでイチオシのトレーニング
ですので、この機会にぜひご一考を。
(クレートトレーニングってどうするの?
については、書籍やインターネット記事で
たっくさん取り上げられているので、
そちらをご参照ください)

今はもう狭すぎて入れない…(これは昔の写真)


3⃣ワンコを移動車両に慣れさせる

車の場合、特に山道のうねった道などは、
人間同様に酔いやすくなります。
できれば山道や信号の多い道路を
使うのは避けて、
遠くても1時間程度のお出かけ先から
チャレンジしてみると良さそうです。

宙も旅行前からときどき車に乗せて
いつもと違う場所で散歩させるなど、
『車に乗ると楽しいことがある!』
ということをインプットするように
しました。
そうするとより喜んで
車に乗るようになりますし、
酔いにくくもなります。

(どうしても酔ってしまう場合は、
獣医さんに相談して慣れるまで
酔い止めをもらう手も…)

次にバスや電車などの公共交通機関は
周りに人がいる中で乗りますので、
特に注意が必要です。
ワンコが全身頭まで入る
キャリーバッグに入れて、
手荷物として持ち込みます。

こちらも旅行前から少しずつ、
距離を伸ばして慣れさせておいた方が
安心です。

ウチも最初は少し鳴いた子はいましたが、
成犬になってからは
長距離の込んだ車内でも
ずっと眠っていられるほど
慣れたものです。

現在、都営バスや都内の私鉄在来線、
新幹線を含めたJR在来線などは
キャリーバッグで
犬を乗せることができますが、
各社によって規約が異なりますので、
公共交通機関を使われる場合は
事前に確認をお願いします。

なお日本国内のLCC以外の航空便は
基本的には貨物室預けで
飼い主と同じ便に搭乗できます。
キャリーバッグ(ケージ)は各社の規定に
順じているものが必要ですが、
JAL/ANAなどでは空港でレンタルもOK。

ただ特に大型犬用などは
数が少ないそうなので、事前に
ケージレンタルの予約をしておいた方が
安心かと。

また、短頭種は事故が多かった関係で、
搭乗不可になっている犬種もあります。
そして老犬など体温調整がニガテな子は、
避けた方が良いかも…。
(初代犬くまんは13歳で
東京→北海道間を往復していますが、
本犬の体力が十分あったからの例です)


また朗報としては、最近
スターフライヤーが一便一頭限定で
犬と機内搭乗できるサービスを
開始しました。
まだまだこれからですが、
いずれ海外のように広がっていくと
良いですね!

うちの自家用車内は狭いので、
シートベルトで固定できる折り畳みキャリー
を後部座席に2つ設置しています

 

 

宿泊先選びのポイント

宿泊先のワンコ同伴条件は要チェック

ワンコOKの宿泊先でも、
同伴の条件は様々です。

例えば…

・ワンコOKでも
 ペット専用ホテルが別にあって
 人と同室はNG
・食事会場にワンコ同伴NG
・大型犬NG
・多頭はNG
・年齢や犬種によってNG

などなど、いろんな条件がありますので、
各お宿の公式サイトなどで
ご確認くださいね。

またワンコの宿泊料金も施設によって
異なりますので、そこも要チェック。
特に多頭飼いの方は、うっかり見落とすと
チェックアウト時にびっくりするかも…

特に最初の犬連れ旅行の場合、
犬が不安になる可能性もありますので

・なるべく外からの音が
 聴こえない部屋にする
 (できれば一棟貸しや離れなど)

・食事場所など犬NGの場所がある
 宿は避ける
 (入浴時含めて、犬だけ部屋で
 留守番させるのは避けた方が無難)

・普段広い場所で過ごしている子には
 なるべく広い部屋を予約する

など、最初は特に犬と飼い主がずっと一緒に
いられるような宿泊施設を選ばれるのが
おすすめです。

 

持っていく物

なるべく「いつもと同じ」が理想

これはウチが心がけてることですが、
なるべく寝る場所や食べるものは
同じにするよう、持ち物を考えてます。

◆ワンコ用ベッド
 こちらはいつも使っているベッドを
 持っていきます。
 宙は寝床にもなっているクレートです。

神経質な凜も自分のベッドがあればぐっすり


◆持ち運び用サークル
 普段使っているケージの代わりに
 サークルを持って行っています。
 これは「親しき中にも礼儀あり」な
 凜宙のプライベートスペースを守るため
 でもあります。


◆食器
 宿泊先で用意されていることも多いですが、
 ないところもあるので必ず持参します。
 うちの子たちは食器が変わっても気にせず
 食欲が勝つタイプなので助かってます😅

◆ワンコの食事
 これもいつも食べているものを用意。
 お宿のワンコ用食事を頼むことはありますが
 それはトッピングにさせていただいて、
 ベースはいつものフードです。
 アトピーもあるので、もちろん薬も忘れずに。
 (環境の変化でお腹を壊す子もいるそうなので
 旅慣れするまではご飯はいつも通りのものが
 よいのかも)

◆マナーウェア(おしめ)
 マーキングしやすい男の子はもちろん
 女の子でも環境が変わるとトイレの位置が
 不安定になる子がいるので、
 子犬はもちろんみんな部屋に慣れるまでは
 着用しておくのがおすすめです。

 


はじめての犬連れ旅行の準備篇は、以上です。
犬連れ旅行となると『大変そう』
『ウチの子は大丈夫かな』と思われるかも
しれませんが、しっかり準備しておけば
きっとそれ以上に楽しい時間が
待っているはず!

ということで次回は、具体例として
宙がはじめて行った旅行の様子をお送りします。


はじめての犬連れ旅行記はこちら👇