アトピー（アレルギー）犬のお手軽腸活ご飯

こんにちは！

今回はお出かけ情報はお休みして、
3代続けてアトピー性皮膚炎持ちの
我が家のワンコたちのご飯について
書いてみます。

犬のアレルギーと戦い続けて約20年

初代くまんのアトピー発症は、
1歳になる少し前ごろ。

きっと彼女は、いつだって
最先端を目指していたのでしょう。
もう20年くらい前の話で
当時犬のアレルギー検査は
国内ではできず、
アメリカまで検体を送ったものです。

ちなみにウチは飼い主たちも
アトピー（アレルギー）持ちでして、
2号にいたっては
なんと重度の
犬アレルギーもあるという。

まさに毎日、身を削って
犬たちと暮らしてます、あはは☆
（ちなみに飼う前の検査では陰性。
今も日々対処してるので元気です）

ただだからこそ、犬たちの
アトピーやアレルギーのつらさも
治療の難しさも分かりますし、
なるべくうまくコントロールして
あげたい気持ちも、
人一倍強いかもしれません。

ちなみに2代目りんは
1歳過ぎてからの発症で、
主に脚にかゆみが出るタイプ。
3代目宙こそはと、
症状が出ないように
気を付けていたのですが、
1歳を過ぎてやっぱり
脚に薄ハゲができてしまいました。

凛の薄ハゲ部分。かゆくて思わず噛んじゃう。

宙の薄ハゲ部分。ヒマになるとかみかみ。

昔は『アレルギーが出る子は
食生活が良くないのでは』
『住環境が良くないのでは』と
疑われまして、
実際にくまんのブリーダーさんは、
突然抜き打ちで
隣県にあった我らが自宅まで
調査に来られたこともあります。

（今のご時世なら
「突撃！里子のアポなし自宅訪問☆」
なーんて大問題ですが、
飼育環境が悪ければくまんを
連れて帰るつもりだったそうで、
ケージまで持参されてました）

まあ、当時は犬にも
アトピーやアレルギーがあるという話が
あまり一般的でなかったので、
仕方なかったかもしれません。

それでもくまんは若いころから
ステロイド処方を続けていたわりに、
老衰で亡くなるまで
元気に生きてくれました。

ずっと悩みながら進めていた
投薬コントロールも
これで一応及第点をもらえたかなと。

くまん最大のハゲ期。
（これを治したのが1号だったので、
2号は結婚を決めたとかどうとか？）

上の写真から6か月後。きれいに治りました！
（はいはい、1号のおかげですよっと。）

そんなこんなで、ウチは20年ほど
犬のアトピー性皮膚炎（アレルギー）と
戦い続けています。

犬にも腸活があっていい

近年は皮膚科専門の動物病院も
できてきて、
良いお薬も増えてきましたが、
それでも薬はなるべく減らしたいですし
体質面からも改善してあげたいのが
飼い主心。

ヒトでもアレルギーがある場合は
腸内環境が良い方が
症状改善しやすいといいますし、
食事にはより気を付けるようにしています。

そのせいか、ウチのワンコたちの
腸内フローラ測定の結果、
アレルギー体質チェックは「良好」という
（すでにアレルギー持ちのくせに）
あべこべな結果になりました。

これまでさまざまな食事遍歴を経て、
今どういうものに落ち着いたか
少しご紹介します。

アレルギー体質チェック「良好」
を叶えた犬の食事内容

■ベース
　吉岡油糧のオーダーフード
　もしくは
　セレクトバランス
　グレインフリーサーモン

・吉岡油糧のフードは賛否両論？

　吉岡油糧さんのフードは
　初代犬くまんのときから頼んでいるので
　もう17年ほどのお付き合いです。　

その名もずばり「健康管理フード」！

　昔は今のように除去食が
　市販されておらず、
　ビーフとチキンと小麦と大豆が
　アレルゲンと出ていたくまんが
　食べられる犬の総合栄養食は
　個別オーダー以外になく。

　小さな個人店で作られていることが
　多かった中で、
　比較的大手だったのが
　吉岡油糧さんでした。　

　【メリット】

　こちらのご飯は油分が少ないようで
　手に取ってもベタつきません。
　香りもコーンフレークのようで
　飼い主もお腹が空いているときだと
　『あー、おいしそう』と
　思ってしまうほど。

　オーダーの場合は、
　ワンコの体調や体質、
　なりたい体形などを相談しながら
　作るフードの内容を
　決めたりしてもらえるので
　そこも安心です。

　くまんは15年間こちらのご飯を
　食べて元気でしたし、
　りんはグルメさんなのですが
　すっかりこの味で慣れてしまい、
　他メーカーのご飯だと
　匂いからダメらしく
　食べてくれません…。
　

　【デメリット】

　さすがオーダーなので、
　お値段はお高めです。
　また、頼んでから製作→到着まで
　時間がかかる場合があるので、
　余裕をもって頼まないと
　「ワンコご飯を切らしてしまった！」
　ということにもなりかねません。　
　賞味期限も他より短めですし。

　あと、経験上、明らかに
　他のフードと違うところが…

　ウン〇を固めたり、
　匂いを抑えたりする成分が
　入っていないせいか、
　他のフードから切り替えた場合は
　「ウン〇が臭くなった？」
　「なんかお腹がゆるくなった？」
　と思われるかもしれません。

　でもまあ、ブツは本来
　ある程度匂うものですし
　フードを切り替えたばかりのときは
　お腹がゆるくなりやすいですから、
　むしろ自然でよいかと。　
　（※もしおかしな状態が
　続くようであれば、メーカーもしくは
　獣医さんとご相談ください）

・セレクトバランス
　グレインフリー サーモン

　こちらは今、宙に試し中です。
　彼も吉岡油糧を食べていたのですが、
　アレルギーになったので、
　しばらくグレインフリーにチャレンジ。

こちらも腸内環境を考えて作られているそう。

　切り替えてそろそろ5か月ほど経ちますが
　変わりがないので、彼は穀物系の
　アレルギーではなさそうです。

　【メリット】

　穀物系のアレルゲンを持っている子には
　有効。
　吉岡油糧では個別オーダーでも
　小麦ベースか米ベースしか選べないので。
　お値段もそこそこです。
　
　【デメリット】

　油っぽく、匂いが
　「ヒトは間違って食べないでね、
　ドッグフードです！」
　と主張してくる。
　おかげでりんは食べない。

　

■トッピング（肉系）

　ビーフとチキンは、胃腸の弱いりんが
　お腹を壊しやすいので与えてません。
　豚ひき肉はOKなので、
　1号がときどき
　「ライブキッチン！」と称して
　凜宙の熱い視線を浴びながら
　炒めてあげています。

・イチオシは馬刺しミンチ

　腸内環境を整えるうえで、
　犬本来の生態を調べたところ、
　生食でしか得られない酵素もある
　ことを知りました。

　特に柴犬はオオカミに近いDNAを
　もっていますし、
　そのあたりも考慮して、
　生肉食を摂り入れようと
　思ったのですが…
　　
　日本で与えられる生肉といえば
　もう馬肉しかないってことで、
　自然と馬刺しミンチになりました。
　
　【メリット】

　胃腸の弱いりんももたれない。
　（馬肉の脂の融点が低いため）
　食いつきが良く、都度調理の手間も
　かからない。

　【デメリット】

　やはりお高い。
　送料を安くあげようとまとめ買いすると
　冷凍庫が一気に埋まるのも難点。

トッピング全部乗せでこんな感じ。
容器は早食い防止用です。

■トッピング（野菜系）

　野菜を食べない子もいますが、
　ウチは道端のイネ科雑草も
　食べようとするので
　毎食みじん切りにして
　あげるようにしています。
　（NG食材にはお気を付けあれ）

・毎回が面倒なら乾燥野菜で

　ウチは面倒くさがりなので、
　よく犬の手作り食用乾燥野菜を
　お湯でふやかして使っています。
　おからや豆腐、納豆なども
　大豆が大丈夫な子にはあげたり
　するときもあります。

　ビタミンは生肉からも
　摂れているので、主に食物繊維を
　追加しているイメージです。