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秋冬におすすめの静岡・伊豆旅行 ~お宿篇 ウブドの森 伊豆高原~

こんにちは!

10月に入ってやっと秋らしくなり、
お散歩を堪能できる季節になりました。

しかしその猛暑ゆえ、この夏は
ナリを潜めていた犬と飼い主の天敵、
「蚊」も、ここぞとばかり活動を再開。
こちらは在庫一掃セールと
言わんばかりの盛況ぶりです。

本当の意味でのお散歩しやすい時期は
もう少し先のことになるかも…?

さて、暑さボケした飼い主の怠慢により
ちょっと時差ができてしまったのですが、
残暑厳しい伊豆高原の旅レポから、
お宿篇をお送りします。

今回ご紹介するのは
犬連れ旅行愛好家の皆さんにはきっと有名、
首都圏のみならず関西のお客様も多い
ウブドの森 伊豆高原」です。

ウチは初代犬と一緒によく伺う…もはや
通っていたレベルで、もう8年ほど前から
お世話になっています。

以前はほぼ毎月泊っていたのですが、
一時、食事など様々なサービスが
好ましくない方向に変わっていき、
良くしてくださった社員さん達の
退職も重なって、少し足が
遠のき気味でした。

今回は約2年ぶりの訪問。
さてさて、どんなお宿になっている
でしょうか。

 今回のポイント 

・今回の犬連れお宿概要

・お部屋はどんな感じ?

・お風呂は?

・犬用施設は?

・お料理は?

・総評

・ここが〇〇!

 

今回の犬連れお宿の概要


ウブドの森 伊豆高原」は、
アンダリゾートなど伊豆や
大阪にあるホテルや
ハニトー(ハニートースト)が
名物の大規模カラオケ店などを
運営している、パセラグループと同系列。

犬が泊まれる姉妹宿として、
ウブドの森よりちょっとリーズナブルな
「愛犬お宿」も近くにあります。

 

東京からの場合、車なら小田原西ICから
下道を通って、大体2時間弱くらい。
駐車場は部屋数分あるのですが、
フロント横のスペースは
停められる台数が限られており、
徒歩1分弱の所に駐車場があります。

電車の場合は伊豆高原駅で下車。
タクシーで約10分で到着するそうです。
(タクシー代は上限1,700円まで
ホテル側が負担してくれるとか。
詳細は公式サイトへ)


建物全体は、インドネシアのバリ島を
イメージしたような造りとインテリア。
敷地内を川が流れていたりと
ゆとりのある配置になっています。

 

お部屋はどんな感じ?


ウブドの森には、本館と別館(グラティス)
があります。

なお30kg以上の大型犬は、
別館のみ
お泊りOK
別館の方が新しく、とはいえ主に
元の建物の中を改装するかたちで
オープンしました。

我が家は最近別館派だったのですが、
今回は本館の和洋室のツインに宿泊。
部屋の広さは33㎡で、多頭飼いには
ちょいと狭めです。


和洋室にはマッサージチェアが


冷蔵庫内のドリンクはフリー
(昔はもっとたくさんあったんだけどな…)


こちらのタイプのお部屋には、
浴室がなく、貸切露天風呂か大・中浴場、
貸切シャワールームを利用します
(詳細は後述)。

ちなみに別館で一番小さい
お部屋の広さは50㎡あるので、
中型犬以上をお連れの方でも
比較的ゆったり過ごせますよ。


(公式サイトより拝借)

また、ウブドの森で
人気のお部屋として、離れもあります。

本館敷地内にありますが、
お庭を専用ドッグランとして使えたり、
温泉の露天風呂もあるなど
プライベート重視の滞在ができるため
ときには芸能人も訪れるそう。

私たちも一度だけ
泊まらせていただきましたが、
駐車場も別の場所にあったり、
つかの間のVIP気分を味わえました。

こちらは2棟しかなく
予約が埋まりやすいので、
気になる方は予定が決まり次第
早めにどうぞ。

 

お風呂は?

本館には2つの温泉大・中浴場と
貸切シャワールーム、
3つの貸切温泉露天風呂があります。

露天風呂は、空いているときなら
いつでも自由に入れるシステム。
そのときの空き具合を、
館内モニターやスマホで確認できます。


別館の貸切風呂もここでチェック可能

 

本館の露天風呂は、愛犬も脱衣所まで
同行OK
石風呂や壺風呂などから選んでくださいね。


一方、穴場なのが大・中浴場。
どうしても貸切露天風呂に
人が集中するので、こちらの方が意外と
空いていることも。
男女入れ替え制で、より広い温泉風呂を
堪能できます。

また本館宿泊者でも、別館の貸切風呂を
利用できるんです。
(これはうれしい変更点!)

別館には2つの貸切風呂があり、
内湯と半露天ですが広さは
本館の貸切露天風呂より広め。
こちらは脱衣所にも犬が入れません
のでご注意ください。

 

犬用アメニティ、
施設は?

 

部屋の犬用アメニティは
基本的なものが揃っています。
また敷地内の至る所に
トイレ処理用アイテムが置いてあり、
万が一足りなくなっても安心。

 
 ・ケージ
 ・トイレトレー
 ・粘着ローラー
 ・食器(2頭分あり)
 ・ランチョンマット
 ・トイレシート
 ・ウェットティッシュ
 ・消臭スプレー
 ・ビニール袋
 ・肉球ローション
 ・虫よけアロマスプレー
 ・美容スプレー
 ・ワンコ用天然水    (ペットボトル500ml)

 

ドッグランは、本館側に屋外と
屋内に一つずつ、グラティスには
屋外に一つあります。

本館の屋外ドッグランは
緩やかな起伏もあり、広さもそれなりですが
全面ウッドチップ敷きなので、
超小型犬などウッドチップが苦手な子は
別館グラティスのドッグランの方が良いかも
しれません。


こちらは本館ドッグラン


上2枚の写真は別館のドッグラン
半分は天然芝です


ちなみに本館ドッグランは
凜が1歳の頃、後で入ってきた他犬に
突然追いかけられて噛まれた場所でして…。

ケガはなかったものの、
驚きと恐怖のあまり、
チビ凜はドッグランの柵下をくぐって
場外へ逃げ出す、という事故が発生。

無事すぐに捕獲できましたが、
その後、ここの柵は作り直されて
超小型犬でもすり抜けられない
現在のような形になりました。

『うちの子は噛まないから大丈夫』と
思ってしまいがちですが、
相手が小さかったり、
弱そうだったりすると
どうしても本能的にスイッチが入ることも
あるようです。


特に子犬は知らない犬相手でも
無邪気に寄っていきますし、
いくら相手の飼い主さんに大丈夫と
言われても、自分たちが
守ってあげないとと反省した事故でした。

さて、ウブドの森のドッグランの
話に戻ります。

本館のドッグランはあともう一つ
屋内にあるので、フロントから向かって
右手奥に進みましょう。

アジリティや犬用ランニングマシンなど
いろんな遊具はありますが、
なぜかウチの犬はここでボール遊び一択。

ウッドチップのドッグランがあまり
好きではないのもあり、
やたらここにいる時間が長い気がします。


色々遊具があるけど、見向きもしません

 

またこの屋内ドッグランの隣には、
ワンコ撮影用フォトスタジオと、
グルーミングサロンが併設されています。

ウブドの森には専属のカメラマンが
常駐しており、
フォトスタジオや屋外ドッグランなどで
撮影もしてくれます。
撮っていただいた写真で愛犬グッズを
作ることもできますよ。

 


これまで撮られたワンコたちの写真
凜と初代犬くまんも、この中にいます

 


先代カメラマンさんによる撮影カット
Kさん、ありがとう

そして自由にセルフシャンプーできる
グルーミングサロンは、なんと無料で
使えちゃいます!

中型犬までいけるシャンプー用バスタブ・
ドライヤー台が1台、 
小型犬向けのシャンプー用バスタブ、
ドライヤー台が1台と。

シャンプーやリンスはもちろん、
タオル、ブラシや電動やすりなど、
様々なアイテムが用意されており、
これらも自由に利用できます。


外でたくさん遊んだり、
雨の日のお出かけになったとしても、
ここでキレイにすれば
宿のお部屋も汚れず一石二鳥。

ウブドの森は(マナーウェア着用のうえ)
ベッドの上に犬を乗せてもOKなので、
寝かせる前にぜひ身づくろい
してあげてはいかがでしょうか。

そう、身づくろい、といえば、
ワンコ用作務衣のレンタルもできます。
フロントの前に棚があるので
飼い主とおそろいの作務衣でしゃれこむ、
なんてお楽しみもありです。

 

お料理は?

食事場所は夕食、朝食とレストランで
いただくことになります。
(別館宿泊の場合は別館レストランで、
半個室状態で楽しめます)
もちろんいずれも犬同伴OKです。


常設の犬用ソファーがありますが


カートも貸してもらえます


夕食は和洋折衷の創作料理が提供され、
飲み放題を付けることも可能。


朝食は和食になります。
(確か連泊のときは変わったかも…)


味は個人の感想ながら、和洋の要素を
両方楽しめて、ちゃんと美味しいです。

正直に言うと、親バカ1号・2号は
6~7年前に通っていた頃の
料理長の味がとてもお気に入りで…
当時と比べると使う食材も
明らかにレベルダウンしており、
ちょっとさみしい気はします。 

ただ、一時期は食欲魔犬な我が愛犬も
ワンコ用食事を一切食べなかったほど
ガタ落ちした黒歴史を体験しているので、
今はだいぶ改善されて、正直少し、
ほっとしました。

夕ご飯は基本二部制ですが、
それらが終わると同レストランで
バータイムがあります。

お酒や軽いおつまみを楽しめるのですが、
同時に無料でラーメン(醤油 or 塩)の
提供サービスがあるんです。

愛犬とドッグランでしっかり遊んで
汗を流し、ワンコシャンプーと温泉で
きれいになった後は、
お酒と締めのラーメンなんて
最高ではないですか?
もう、この日ばかりは皆さん、
自分を甘やかしてあげましょうね~~


犬たちにもちゃんとお夜食が


さて、犬たちが気にするだろう
ワンコの料理ですが、本館宿泊の場合は
ビュッフェ形式になっています。


別館グラティスでは一人前(一犬前?)を
個別提供になりますので、
そこの違いはありますが、メニューは
基本的にほぼ変わらなかったです。

ただ、以前より品目が減ったので
食物アレルギーが多い子や
好き嫌いの多い子は、マイフードを
持参された方が安牌な気も…。
心配な方は、事前に施設へ直接
お尋ねくださいませ。

 

総評

さて、恒例の総評です。
いつものように、1号・2号の主観が
盛りだくさんなので、
そこはご容赦くださいね。
星は、5段階評価です。


<お部屋>
 広さ:⭐⭐
 清潔さ:⭐⭐⭐
 におい度:⭐⭐⭐
 ベットの硬さ(硬度強=星多め):⭐⭐⭐
 犬用アメニティの充実度:⭐⭐⭐⭐
 人用アメニティの充実度:⭐⭐⭐
    音漏れ(より聞こえる=星多め):⭐⭐⭐

<お食事>
 質:⭐⭐(昔は⭐4)
 量:⭐⭐⭐

<犬用施設>
 ドッグラン:⭐⭐⭐⭐
 →その他施設も含め、⭐4にしてます

<スタッフ>

 接客:⭐⭐⭐
 接犬:⭐⭐⭐⭐

<リピート>また行きたい度:⭐⭐⭐

 

 

ここが○○


ここがいい!

◆ワンコ用施設やアイテムが充実
 館内では至る所に犬のトイレ処理用の
 アイテムが設置されており、万が一
 手持ちを忘れてもすぐ対処できます。

 屋内外ドッグランやフォトスタジオ、
 グルーミングサロン、
 夏季はミニプールなどを完備されている
 ことを考えても、国内でも最高レベルの
 充実ぶりではないでしょうか。

◆人用のサービスも充実
 犬だけでなく人用のサービスも
 かなり充実しており、
 バータイムのラーメンの他にも
 ラウンジでのフリードリンク
 (一部アルコール含む)、
 アイスキャンディ―なども無料提供。

 また別館にはカラオケルーム3室や
 ビリヤードなどもあり、
 全て宿泊者は無料で遊べるんです。
 私たちが宿泊した時期には
 懐かしい瓶ラムネもありました。


◆スタッフの方がやさしい
 スタッフの皆様が、いつもとても
 優しいです。
 特にワンコに対しては愛情をもって
 接してくれるので、犬たちもぶんぶん
 しっぽを振って喜びます。
 
 以前通っていた頃のスタッフさんは
 かなり入れ替わってしまったのですが
 今も時々思い出して感謝していますし、
 今のスタッフの方々も好感が持てる方
 ばかりだと思います。

  

ここが惜しい!

◆食事が…悪くないんだけど…
 これは主観ですし、素材から
 良いものを使っていた昔が恋しい、
 というのはあるのでしょうが、
 どうしても以前の記憶がある分、
 そう感じてしまいます。 

 もしご飯が以前並みに戻れば
 もっと通い詰めるのになと…
 (犬のご飯も然り)

 

◆施設が傷んできている
 他の犬連れ宿泊施設と比べて、
 建物やお部屋のあちこちに
 どうしても古さを感じてしまいます。

 清掃などは頑張っていただいているので
 ありがたいのですが、
 そういうことが気になるタイプの方は
 新しい別館か最近修繕済みの離れが
 おすすめです。

 

さて!今回のレポートはここまで。

いろいろ書きましたが、
まあ『以前と比べると…』的なものばかりで
結局、犬連れお宿の中でここまで
楽しませてくれるところは少ないかと。

これから寒くなってくると、
ますます温泉が恋しくなりますしね。
伊豆は冬もまず積雪がないですし、
ほっこり温まりに行くには
もってこいかも。

ウブドの森は季節ごとにイベントも
やっていたりしますし、
前回記事にしたグランイルミ
新作も11/11から楽しめるようなので、
次の旅行先候補に入れてみては
いかがでしょうか。

では、また次の記事か旅先で
お会いしましょう!

 

 

他の伊豆の近くにある別の
犬連れOKホテルレポートはこちら
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